マーベルニュースルーム

ニュースルーム

マーベルがOCTEON TX2 マルチコア・インフラストラクチャ・プロセッサファミリを発表

第 5 世代 OCTEON ファミリは、ネットワーキング、セキュリティ、および無線インフラストラクチャ用途向けに、 全体的にハードウェアアクセラレータと併せて 4 ～ 36 の Arm v8 コアをサポートします

カリフォルニア州サンタクララ発。 （2020 年 3 月 2 日）– マーベル (NASDAQ： MRVL) は本日、スイッチ、ルータ、セキュアゲートウェイ、ファイアウォール、ネットワーキング監視、5G 基地局、スマートネットワークインタフェースコントローラ (NIC) などのさまざまな有線および無線ネットワーキング装置を対象とした、最新のインフラストラクチャプロセッサファミリ、OCTEON® TX2 を発表しました。  データトラフィックが大規模に増加し、エンドツーエンドセキュリティ要件が高まる中で、パフォーマンス、電力、および総所有コスト要件を満たす、高度にスケーラブルなコンピュートプラットフォームと統合型ワークロード最適化ハードウェアアクセラレータのニーズがますます増加しています。  業界で最もスケーラブルで広く採用されている 5 つの世代のインフラストラクチャプロセッサプラットフォーム上に構築された OCTEON TX2 ファミリは、豊富な機能を備えるソフトウェア開発キット (SDK) と仮想化サポートなど、幅広いソフトウェアエコシステムで使用でき、パフォーマンスとプログラム可能性を独自のレベルで提供します。  OCTEON TX2 ポートフォリオは、マーベルの業界をリードするパフォーマンスとスケーラビリティをさらに拡張します。前世代と比べて 2.5 倍改善し、パケット処理スループットが 200Gbps まで向上します。

マーベルの OCTEON TX2 インフラストラクチャプロセッサファミリは、マーベルの現場で実証済みの高度にスケーラブルなコヒーレントインターコネクトに接続された、Arm® v8-A アーキテクチャと構成可能かつプログラム可能ハードウェアアクセラレータブロックをベースにして、最大で 36 コアを結合します。  CPU コアだけでデータを処理するアーキテクチャに比べて、これらのアクセラレータブロック (セキュリティ、パケット処理、トラフィック管理機能を含む) は最も高度なパフォーマンスおよび電力要件を満たすことができます。  統合型ハードウェアアクセラレータは、マーベルの前世代 OCTEON プロセッサの能力を 2.5 倍向上させます。10Gbps ～ 200 Gbps 超のスケーラブルなスループットは、5G 基地局およびトランスポートネットワークインフラストラクチャ、セキュリティ、クラウドおよびデータセンター、エンタープライズネットワーキング、インテリジェントオフロード用途に最適です。

OCTEON プラットフォームは技術的に成熟し、広く展開されている SDK が対応しているため、オープンソースおよび商用製品の両方で構成される堅牢なソフトウェアエコシステムでサポートされています。  このプラットフォームには、ファームウェア、Linux OS およびさまざまなディストリビューション、仮想化、コンテナ、データプレーン開発キット (DPDK)、プロトコルスタック、インフラストラクチャ管理およびオーケストレーション (OpenStack、Kubernetes など)、および仮想ネットワーク機能 (VNF) が含まれます。  さらに、マーベルは TCP、SSL、および IPSEC サポート、L2/L3 フォワーディングおよび IPSEC 用 DPDK サポートなど、あらゆるルーティングスタックをサポートします。

「現在のデータインフラストラクチャでは、すべてのネットワークノードでネットワークスループット速度とエンドツーエンドセキュリティを大幅に向上させる必要があります」とマーベルのインフラストラクチャプロセッサビジネスユニット担当バイスプレジデント、ジョン・サカモトは語ります。  「10 を超える専門技術に基づいて構築された OCTEON TX2 ファミリは、前世代のパフォーマンスを 2.5 倍向上させて、高いパフォーマンスデータパスおよびセキュリティ用途をサポートすることで、マーベルのパフォーマンス優位性を強化しています。」

「5G 時代に入り、高パフォーマンスデータネットワークには計算能力および効率を増強させる必要があります。」と、ARM社のマーケティング、インフラストラクチャビジネスライン担当バイスプレジデント、モハメド・アワドは述べています。 「OCTEON TX2 は Armv8-A アーキテクチャベースであるため、次世代ネットワーキングおよびクラウドデータセンター用途の需要を満たす新しいレベルのパフォーマンスを実現できます。」

マーベルの CN91xx、CN92xx、CN96xx、および Cn98xx プロセッサファミリには以下が含まれます。

  • 4 ～ 36 コア。最大で 2.4 Ghz 周波数の Armv8-A アーキテクチャベース
  • 25G SerDes ベースの I/O インタフェースで構成される豊富な I/O。100GbE、50GbE、40GbE、25GbE、10GbE、2.5GbE、1GbE イーサネットポート、ルートコンプレックスおよびエンドポイント構成をサポートする PCIe Gen4 インタフェースなど
  • 拡張された NITROX V® セキュリティコプロセッサ。非対称および対称暗号化操作を包括的に加速します
  • ハードウェアアクセラレータサポート。パケット処理ハードウェアをオフロードで包括サポートします。パケット受信、柔軟なパケット分析、フロー分類、バッファ管理、QoS (サービスの品質)、転送処理、および階層型トラフィックシェーピングおよびスケジューリングを含みます
  • 革新的かつ独自の負荷分散および作業スケジューリングハードウェアが QoS、パケット整列および同期を担当します

マーベルの OCTEON TX2 CN9130、CN92xx、および CN96xx は、リファレンスデザインと開発キット付きで入手できるようになっています。  マーベルの CN98xx は 2020 年第 2 四半期に試験的な展開が始まります。

詳細については、以下をご覧ください。

https://www.marvell.com/products/infrastructure-processors/multi-core-processors/octeon-tx2/octeon-tx2-cn9130.html

https://www.marvell.com/products/infrastructure-processors/multi-core-processors/octeon-tx2/octeon-tx2-cn92xx-cn96xx-cn98xx.html

 

マーベルについて

マーベル・テクノロジーグループは当初、かつて不可能と思われたデータの転送速度を可能にしてデジタル･ストレージの世界に革新をもたらしました。 マーベルのストレージ、プロセシング、ネットワーキング、セキュリティ、コネクティビティソリューションの中核には、同様の画期的イノベーションが今なお息づいています。 最先端の知的財産とシステムレベルの深い知識により、マーベルの半導体ソリューションは、エンタープライズをはじめ、クラウド、自動車、産業機器、消費者市場を変革し続けています。 マーベルの詳細については、次のサイトを参照してください： http://www.marvell.co.jp/

###

Marvell、M ロゴ、OCTEON、および NITROX V は、米国および / またはその他の国における Marvell および / またはその関連会社の登録商標です。   これ以外の名前やブランド名が他社の所有物として権利を主張される場合があります。

マーベルのニュース記事

Black Hat 2024: Marvell Secures Microsoft LiquidSecurity HSM Update
Boosting copper’s reach in the data centre
Microsoft Integrates Marvell's FIPS 140-3 Security Modules
OIF Champions Interoperability at ECOC 2024: 34 Member Companies to Showcase Solutions for Data Centers, AI/ML Technologies and Disaggregated Systems
Marvell intros Structera CXL for Enhanced Memory Performance
Marvell intros CXL 2.0 memory acceleration and expansion gear
Marvell Intros PCIe Retimers Based on PAM4

メディアの皆様向けお問い合わせ

メディアの皆様からのお問い合わせは、pr@marvell.com 宛にお願い致します。