カリフォルニア州、サンタクララ発(2019 年 3 月 12 日) - マーベル(NASDAQ: MRVL)はインフラストラクチャ半導体ソリューションのリーダーとして、本日、コンポーザブル・インフラストラクチャを利用したエッジおよびプライベートデータセンター向けに設計された、2~12.8テラビット/秒(Tbps)の範囲の画期的なイーサネットスイッチ・ソリューションのポートフォリオを発表しました。 Marvell ® Prestera ® CX 8500 ファミリーは、コネクテッドインテリジェンスやエッジコンピューティング、そして5Gアプリケーションなどから押し寄せる「津波」への対応をサポートするために必要な、独特のデータセンター要件を満たす堅牢な機能セットで設計されています。
事実コネクテッドインテリジェンスは勢いを増しており、驚くべき速度で進化しています。 コネクテッドカー、5G無線基地局、スマートシティ、ロボット工場、そして数百億ものIoTデバイスのネットワークが拡大し続けると、それに応じて膨大な量のデータが生み出されます。 そんな中で、人工知能と機械学習は、メガスケールのクラウドデータセンターではなく、ネットワークの端に近いところでデータとサービスを処理し、保存する必要性が増え続けています。 コンポーザブル・インフラストラクチャやソフトウェアによって管理される計算、ストレージ、およびネットワークリソースの柔軟性を提供するフレームワークを利用することで、ハードウェアを物理的に組み立てるという従来の必要性から開放されます。 データセンターには、消費電力の削減、応答遅延時間の短縮、設置面積の縮小を可能にするだけでなく、コンポーザブル・インフラストラクチャをサポートするための新しいテクノロジが必要です。
マーベル・プレステラ CX 8500ポートフォリオは、データセンターアーキテクチャへの革新的なアプローチとなります。このアプローチは、QoS、トラフィック管理、およびスケーラビリティをサポートするための、これまでにないワークフローの可視性、分析、およびネットワークの簡素化をもたらすことのできる機能を備えています。 コンポーザブル・インフラストラクチャのネットワークにおける複雑さを管理するために、マーベルの新しいスイッチ・ソリューションは画期的なSAFE(Storage Aware Flow Engine)テクノロジを利用しています。 SAFEは、フローごとの可視性、高度なテレメトリ、およびネットワークの輻輳(ふくそう)を識別して解決する包括的な診断を使用して、ネットワークフローに対するより深い洞察を提供することで、仮想ストレージのオーケストレーションを容易にします。
同時に、FASTERテクノロジ(テラビット・イーサネットルータのスライスを使用した転送アーキテクチャ)を統合したマーベルのプレステラ CX 8500ファミリーは、高い基数のコアと輻そうを意識した負荷分散を実現します。 スケーラビリティのための仮想化を可能にすることによって、FASTERはネットワーク層の削減と複雑さの単純化をもたらし、エッジデータセンターネットワークを単一層に折りたたむことを可能にし、最終的に電力、スペース、応答時間を削減します。 最も重要なことは、FASTER はネットワーク全体のコストを 50 %以上削減できるということです。
「20 年にわたり Prestera テクノロジーを提供し、30 億以上のイーサネットスイッチ・ポートを出荷しているという豊富な実績を持ち、またイーサネット・ネットワーキングとストレージ技術の分野で業界を牽引しているマーベル社は、データセンターのスイッチングに革新をもたらしています」と、Networking Business Unit at Marvell Semiconductor 社の上級副社長兼ゼネラルマネジャーである Eric Hayes 氏は語ります。 「特に、最大帯域幅12.8 Tbps で最新の SAFE および FASTER テクノロジーを導入した当社の最新の Prestera CX ソリューションは、400 Gbps のポート 32 個、50 Gbps のポート 256 個のネットワーク・スループットを発揮します。 マーベルの技術革新により、エッジデータセンターは、従来に比べ大幅に低い電力とコストで、より小さな設置面積でありながら、より高性能なネットワークを実装することが可能になりました」
The Linley Groupのネットワーキング担当副社長兼プリンシパルアナリストであるBob Wheeler氏は、次のように述べています。「マーベルの新しいスイッチを導入することで、マーベルの優れたインフラストラクチャ半導体ソリューションが強化され、最適化された最新のデータセンターのビジョンを実現することになるでしょう。」 「マーベルによるこの新しいソリューションには、エッジデータセンターにおけるストレージ機能とコンピューティング機能の構成可能性に対する需要に対処する、業界初の意義のあるものが含まれています。」
25 Gbpsおよび50 GbpsのI / Oオプションを備えたマーベル プレステラ CX 8500ソリューションは、従来のスイッチングICと比較して、35%以上の低消費電力と25%以上の総バッファメモリをシステムレベルで提供します。
特徴
マーベル プレステラ CX ファミリーは CPSS(Core Prestera Software Suite)によってサポートされており、マーベル プレステラ DX および EX ファミリーとの API 互換性を維持しています。 さらに、マーベル プレステラ CX のリファレンスデザインとホワイトボックスシステムは、Open Compute Project のオープンネットワークオペレーティングシステム SONiC の製品認定バージョンでサポートされています。 SONiC を使用すると、インテリジェントなデータストレージと機械学習向けの複雑な環境に高度なデータセンター機能を展開できます。 マーベルは、Aricent® などのサードパーティの NOS サプライヤとも提携し、顧客が販売までの時間を短縮できるようにしています。
マーベル プレステラ CX 8500 ポートフォリオは現在サンプル出荷中です。
マーベルは、カリフォルニア州サンノゼで開催された OCP US Summit 2019 で、最新のデータセンター向けに最適化されたエンドツーエンドのコンピューティング、ストレージ、ネットワーキングソリューションとともに、新しいイーサネットスイッチング ソリューションを紹介します。 (ブースA5)2019年3月14日〜15日。
Marvell Prestera CX 8500 一式の詳細については、
https://www.marvell.com/switching/prestera-cx/98cx8500/にアクセスしてください。(英語サイト)
マーベルについて
マーベル・テクノロジーグループは当初、かつて不可能と思われたデータの転送速度を可能にしてデジタル・ストレージの世界に革新をもたらしました。 マーベルのストレージ、プロセシング、ネットワーキング、セキュリティ、コネクティビティソリューションの中核には、同様の画期的イノベーションが今なお息づいています。 最先端の知的財産とシステムレベルの深い知識により、マーベルの半導体ソリューションは、エンタープライズをはじめ、クラウド、自動車、産業機器、消費者市場を変革し続けています。 マーベルの詳細については、次のサイトを参照してください: http://www.marvell.co.jp/
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