マーベルニュースルーム

ニュースルーム

マーベル、ボーダレス・エンタープライズ向けに最適化された業界で最も充実したネットワーキング・ポートフォリオを発表

最新の Prestera イーサネット・スイッチとアラスカ PHY ソリューションは、革新的なセキュリティ、インテリジェンス、パフォーマンスをもたらし、高速かつセキュアなマルチギガビット・エンタープライズ・ネットワーキングを実現します。 

カリフォルニア州、サンタクララ（2020 年 7 月 29 日） - マーベル（NASDAQ： MRVL）は本日、アクセス・スイッチ、アグリゲーション・スイッチ、コア・イーサネット・スイッチおよび PHY ソリューションの統合を発表しました。 この新しいポートフォリオは、モビリティやクラウド・アプリケーションが従来のキャンパス環境の境界を越えていく中で、ボーダレスな企業特有の要件に対応することを目的に構築されています。 今日の企業の IT 組織は、増え続けるリモートワーカーに、ゼロ・ダウンタイム、ビデオやコンテンツ共有のためのより高い帯域幅パフォーマンス、データ保護とセキュリティを備えたシームレスな体験を提供することが課題となっています。 マーベルの統合された Prestera® イーサネット・スイッチと Alaska® PHY ソリューションセットは、見通しのきいた遠隔測定、フローを考慮したインテリジェンス、スケーラブルなパフォーマンス、および先進の統合セキュリティ技術により、スイッチング業界の常識を覆すようにゼロから設計されています。

GE、2.5GE、5GE、10GE、25GE、100GE および 400GE プラットフォームのフルラインアップを備えたポートフォリオは、小規模、中規模、大規模の企業 IT 組織の様々な速度、密度、およびスケールのネットワークアーキテクチャに適合するように設計されています。 この最新世代のソリューションは、4つの最先端のPrestera イーサネットスイッチと対応する Alaska イーサネット PHY で構成されており、Wi-Fi 6 と 5G の導入をサポートするマルチギガビット・イーサネットに企業ネットワークをアップグレードするための明確な道筋を示しています。 マーベルのインテリジェントなワークロード管理は、ネットワーク・アクセス・エッジまたはその近傍で最適化されたデータ処理を可能にし、ハイブリッド・クラウド・アーキテクチャのパフォーマンスを向上させます。 見通しのきいた遠隔測定機能により、ネットワークの自動化を促進し、フォレンジック分析を迅速化するデータを生成することができます。 先進のセキュリティ機能が信頼性を支え、進化し続けるセキュリティ面での脅威からネットワークを保護します。 リテール、製造、ホスピタリティ、金融、教育などの新たな用途をサポートするために、マーベルのスイッチング・ファミリは、これらのネットワークが直面する差し迫ったニーズに対応するための柔軟性と豊富な機能が用意されています。

「今日の驚異的なデータ量の増加、高いユーザーの期待、および強化されたセキュリティ要件は、既存のネットワークインフラストラクチャ、ひいてはそれらを管理する IT 組織に大きな負担をかけています」と、マーベルのスイッチング担当ゼネラル・マネージャ兼シニア・バイス・プレジデントのガイ・アズラッド氏は述べています。 「20 年以上にわたるネットワーキングの革新を踏まえて構築されたマーベルの最新のスイッチおよび PHY ソリューションは、業界の中でもより先進性があり高いセキュアなネットワークを構築でき、それを加速させデジタルトランスフォーメーションにより推進される新しい人工知能サービスをサポートするように設計されています。」 

マーベルのセキュアでソフトウェア定義されたクラウドフレンドリーなデバイスは、自動化やネットワーク親和性をすすめます。 そのスケーラビリティと能力は、増大し続ける帯域幅需要を満たし、事業継続性を保証し、ネットワークに不可欠な体験の質を提供することに優れています。 更新された Prestera スイッチングアーキテクチャは、集積統合されたプログラマブル・パイプライン処理要素と計算リソースを備えており、ネットワークが将来の用途をサポートするための柔軟性を持たせるときに投資の保護を提供します。

デローログループのシニア・リサーチ・ディレクターであるサメハ・ブジェルベン氏は、次のように述べています。「5G、Wi-Fi 6、IoT デバイスによるネットワークの急成長に伴い、エンタープライズ向けスイッチングは、アクセスインテリジェント・エッジでの展開が増加し、従来のオンプレミスキャンパス環境を超えて拡大し続けるでしょう。」 また、「このような展開のユースケースが、セキュリティ、分析、可視性、自動化の面での新たな要件を促進しています。 マーベルの新しい Prestera スイッチ・ポートフォリオは、これらの要件に対応するのに役立ちます」とも述べています。

ソリューションのハイライトと主なメリット
次世代の Prestera イーサネット・スイッチとアラスカ PHY の総合的なポートフォリオは、アクセスからコアまで、さまざまなアーキテクチャ、速度、密度、スケールに対応したソフトウェアとハードウェアの統合ソリューションを提供することで、企業ネットワークのデジタルトランスフォーメーションを促進します。 マーベルの画期的なテクノロジーは、ネットワークの可視性、インテリジェンス、パフォーマンス、セキュリティにおけるイノベーションに不可欠な基盤を構築します。

  • TrackIQ 社は、ネットワーク・フロー、異常、デバイスの健全性に関する正確なラインレートのリアルタイム・テレメトリ・データを提供することで、詳細な可視性と実用的な分析を推進します。
  • NetIQ 社 (現 Micro Focus International 社) は、自動回復と自動適応のためのネットワーク・エッジでのインテリジェントなデータ処理と、AIアプリケーションや機械学習のためのフィーチャー・エンジニアリングを可能にします。
  • SecureIQ 社は、ネットワークに組込まれた信頼性と高度なセキュリティを提供し、進化し続けるセキュリティ上の脅威からハードウェアとネットワークソフトウェアを保護します。 このスイッチは、セキュアブートと IEEE 802.1AE メディアアクセス制御セキュリティ（MACsec）エンジンを統合し、すべてのネットワークに面したポートを通過するイーサネット・トラフィックに暗号化ベースのセキュリティを提供します。
  • パフォーマンス – Wi-Fi 6 対応のアクセスポイントや高性能なエンドデバイスを使用して、mGig 接続への移行を容易にします。 このポートフォリオは、ネットワークのパフォーマンスと継続性を確保するために不可欠な、ワークロードの増加やデータのクラウド化による帯域幅の需要に対応するためのネットワーク全体の容量を提供します。

新世代のエンタープライズ向けスイッチには、業界標準のスイッチアブストラクション・インターフェイスで更新されたソフトウェア開発キットが含まれており、ネットワーク・システム・ベンダーがネットワーク・シリコンの選択肢を越えて容易に移行できるようになっています。 マーベルは、Linux Foundation の DENT プロジェクト、OCP (Open Compute Project) の SONiC (Software for Open Networking in the Cloud)、またマーベル独自のターンキー・ネットワーキング・ソフトウェア・スタックを含む様々な商用ネットワーキング・ソフトウェア・ソリューションなど豊富なエコシステムの強力なサポートを継続しており、オリジナル・デバイス・メーカーのオプションの総合的なプラットフォームを実現しています。

ポートフォリオには、10Mbps から 400Gbps までのデータレートに対応する最先端のイーサネットPHYデバイスが含まれています。 マーベルのメタル PHY は、ケーブル・リーチ・パフォーマンス、EMI耐性、低消費電力でこの分野をリードしており、光 PHY は、優れた SerDes パフォーマンス、ギアボックスの柔軟性、MACsec 暗号化を非常に高いデータレートで提供しています。 メタル PHY 製品ファミリへの最新の追加は、Wi-Fi 6 アップリンクに必要な 2.5Gbps と 5Gbps のデータレートに特化して最適化されています。 クアッドポートデバイスは、Cat-5e ケーブルの到達距離が 230メートルを超える 2.5Gbps に対応しており、構造化された配線を超えたアクセスポイントのリモート展開を可能にします。 

製品の供給について
アラスカ PHY と Prestera スイッチの第一弾は、年内にポートフォリオを完成させた状態で現在販売中です。

マーベルの新しいエンタープライズ向けネットワーキング・ソリューション・ポートフォリオの詳細については、マーベルのエンタープライズ向けスイッチングおよび PHY のウェブページをご覧ください。

マーベルについて
世界をつなぐデータインフラ技術をお届けするために、お客様とのパートナーシップという最も強力な基盤の上に ソリューションを構築しています。 25 年にわたって世界的な大手テクノロジー企業に信頼されており、お客様の現在のニーズ、将来の展望に合わせて設計された半導体ソリューションを投入して、世界中のデータを動かし、保存し、処理し、さらに保護しています。 しっかりとしたコラボレーションと透明性のある過程を通じて、マーベルは明日のエンタープライズ、クラウド、自動車およびキャリアアーキテクチャの変革を最終的により良い方向へと変えていきます。

###

Marvell® と M® ロゴは、マーベル・テクノロジー・グループ・リミテッド及びその関連会社の登録商標です。 マーベルの商標の詳細なリストについては、www.marvell.com をご参照ください。 これ以外の名前やブランド名についてはそれぞれ各社の所有物としてその権利を主張される場合があります。

マーベルのニュース記事

Black Hat 2024: Marvell Secures Microsoft LiquidSecurity HSM Update
Boosting copper’s reach in the data centre
Microsoft Integrates Marvell's FIPS 140-3 Security Modules
OIF Champions Interoperability at ECOC 2024: 34 Member Companies to Showcase Solutions for Data Centers, AI/ML Technologies and Disaggregated Systems
Marvell intros CXL 2.0 memory acceleration and expansion gear
Marvell intros Structera CXL for Enhanced Memory Performance
Marvell Intros PCIe Retimers Based on PAM4

メディアの皆様向けお問い合わせ

メディアの皆様からのお問い合わせは、pr@marvell.com 宛にお願い致します。