米国カリフォルニア州サンタクララ - 2020 年 12 月 8 日 - マーベル(NASDAQ: MRVL)は本日、オープン無線アクセスネットワーク(オープン RAN)および仮想無線アクセスネットワーク(vRAN)プラットフォームソリューションの立ち上げにより、 5G O-RAN ポートフォリオを発表しました。 オープン RAN アライアンスに準拠したマーベルの O-RAN プラットフォームソリューションは、実績のある最先端の DPU および接続テクノロジーを、成長が見込まれるオープン RAN および vRAN マーケットに投入するものです。 マーベルの OCTEON Fusion® ベースバンドプロセッサ、OCTEON® マルチコア DPU、そして Prestera® スイッチを使用することで、業界をリードする通信関連の機器メーカー (OEM)は世界中で何百もの無線ネットワークを展開することができました。
オープン RAN アーキテクチャにより、運用者には RAN コンポーネントのインフラサプライヤを選んでフレキシビリティを増すという選択ができるようになります。 オープン RAN の実行は、ラボでのトライアルや辺境地での展開からメインストリームであるモバイルおよびプライベートネットワークへと移行しています。 ほとんどの実装では、FPGA または GPU ベースの物理層アクセラレーションに頼っており、コストおよび電力の妥協が伴います。 マーベルの O-RAN プラットフォームでは、専用のクラウドネイティブな、高度にプログラミング可能なソリューションを提供しており、現在のアーキテクチャで示される容量、電力、コスト、市場投入までの時間といった難題に対応することができます。
「マーベルの O-RAN プラットフォームは、業界をリードする自社製のベースバンド DPU、スイッチおよびイーサネット製品を応用しています。 このプラットフォームは、お客様に高性能かつ低電力でプログラマブルなソリューションを提供し、商用 5G オープン RAN および vRAN マーケットセグメントにシームレスに道筋をつけます」と語るのはマーベルの上級副社長兼プロセッサ事業部ゼネラルマネージャ、ラジャ・シンです。 「マーベルの費用対効果の高い、専用の柔軟性の高い O-RAN プラットフォームは O-RAN が実現する商用 5G への移行に役立つほか、OPEX および CAPEX の最適化にもつながります。」
マーベルの O-RAN プラットフォームには、現在一次 OEM に対して大量に出荷されている、業界をリードする OCTEON Fusion ベースバンドファミリーが搭載されています。 マーベルが新たに発表した OCTEON Fusion-O™ プロセッサーは、15 Gbps の容量と 200 MHz のチャンネル処理サポートを含む OCTEON Fusion ファミリーのすべての機能を維持しており、加えて eCPRI 圧縮/解凍、統合化されたフロントホールのある split 7.2 インターフェースといった O-RAN 特有の機能が追加されています。 さらにこのプラットフォームには重要な基準ソフトウェアが含まれているので、OEM、ODM そしてネットワーク運用者は O-RAN に準拠した製品を市場にすばやく投入することができます。
マーベルの O-RAN プラットフォーム
マーベルの O-RAN プラットフォームは、無線機 (RU)、分散ユニット (DU)および集中ユニット (CU) をこれらのネットワーク要素間の イーサネット接続で橋渡しする、半導体デバイス、ソフトウェアおよびハードウェア・リファレンスデザインで構成されています。
mMIMO RU
A 32T32R, 8 DL レイヤー、100 MHz チャンネル無線ユニット。
vDU および DU
OCTEON Fusion-O DU ハードウェア基準設計を仮想 DU(vDU) PCIe ベースオフロードアクセラレータまたは統合型 DU として利用できます。
CU
vDU サーバ設定のためのサポートに加えて、マーベルの O-RAN プラットフォームは、先進のマーベル L2/L3 OCTEON プロセッサのサポートも提供することで、完全統合されたスタンドアローン CU の実装をサポートします。
イーサネット接続ソリューションのリーダーとして認められているマーベルの O-RAN プラットフォームには、最新世代のキャリア・イーサネットスイッチであるPrestera DX 7300 イーサネットスイッチ・ファミリーが含まれています。 このスイッチはクラス最良のテレメトリ、スケーラビリティ、パフォーマンス、電力そしてコストを提供します。
「将来のモバイルネットワークでは、モジュール化されたオープンなネットワークを専門とする、ソフトウェア、半導体およびシステムに関するパートナーによる強力なエコシステムにより、業界およびキャリアのネットワークを前進させることが必要になります」と語るのは、ノキア・ベル研究所のアーキテクチャおよびテクノロジー担当責任者、ロブ・ソニ氏です。 「マーベル社のオープンインターフェースに対するサポートはたいへん嬉しいことです。O-RAN ベースのソリューションの展開においてより大きな柔軟性と革新を可能にし、無線ネットワークに、より幅広いエコシステムの機会がもたらされるでしょう。」
「マベニアは、実績のある5GおよびLTEベースバンドテクノロジーの可用性をオープンRANコミュニティに拡張するというマーベルの決定を称賛します」と、マベニア社の社長兼CEOであるパーディープ・コーリ氏は述べています。 「マべニアは、マーベル社と協力して、世界中のテレコムインテグレータとネットワーク運用者にオープン RAN プラットフォームを推進していけることを楽しみに思っております。」
「マーベル社は長年にわたり、通信系装置メーカーに対して RAN 技術を提供するトップサプライヤーです。 Massive MIMO 32T32R 無線基準設計を含む完全なエンドツーエンドソリューションを提供する際に、その専門技術をマーケットのオープン RAN セグメントに導入することは確実に理にかなっています」と語るのは EJL ワイヤレスリサーチ社の社長、イール・J・ラム氏です。 「オープン RAN であっても 従来の統合型 RAN であっても、その処理要件求は変わりません。それは RAN が分散化し、仮想化され、よりオープンになることで、処理の発生する場所が問題になっているということにすぎません。 オープン RAN の OEM、インテグレータ、および運用者はマーベル社の O-RAN プラットフォームを活用すべきです。」
マーベルの O-RAN プラットフォーム開発キットは、2021 年第一四半期には利用可能になる予定です。
業界をリードする新しい O-RAN プラットフォームについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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