米国カリフォルニア州、サンタ・クララ発 -2020 年 4 月 2 日-マーベル (NASDAQ: MRVL) は本日、QLogic® ファイバーチャネルおよび FastLinQ® イーサネット・アダプタソリューションにより、VMware vSphere 7.0 で NVMe™ over Fabrics(NVMe-oF™) テクノロジーが実現することを発表しました。 データ量が急増を続けているため、データセンターは、消費電力の増大、複雑さ、およびストレージ帯域幅と容量の需要増加に伴うコスト増などさまざまな問題と格闘しています。 マーベルのファイバーチャネルおよびイーサネットアダプタを vSphere 7.0 に統合することで、低レイテンシで高性能な NVMe フラッシュストレージをファブリック全体で効率的に共有、プール、管理できるようになり、コスト効率の高い企業およびハイブリッドなクラウドデータセンターのスケールアウト・アーキテクチャを実現します。
エンタープライズおよびマルチテナントのコンテナ型データセンター環境では、VMware vSphere 7.0 のユーザーは、実績のあるファイバーチャネル(FC-NVMe)およびイーサネット RDMA(NVMe/RDMA)ファブリックによって実現される高性能フラッシュストレージにおける最新の技術革新および進歩を活用することで、マーベルのテクノロジーのメリットを享受していただくことができます。 マーベルの QLogic 269x 16GFC および 2700 32GFC シリーズ HBA は、低レイテンシかつ決定的なコンカレントFCP および FC-NVMe ストレージへのアクセスが可能となります。 QLogic 2770 シリーズ HBA により、50% 増の IOPS、シリコンレベルの信頼性に支えられているセキュリティ、StorFusion™ VM-ID テクノロジーを搭載した仮想マシン遠隔測定機能が実現します。 この豊富な機能セットにより、パフォーマンスでレイテンシを重視したアプリケーションが、仮想化を意識したストレージエリア・ネットワークで安全に拡張することができます。
Marvell FastLinQ 41000 および 45000 シリーズ イーサネットアダプタは、RoCEv2 および iWARP プロトコルによる NVMe/RDMA に対応しています。 VMware vSphere 7.0 から、お客様は FastLinQ NICのNVMe/RoCEv2 機能を活用しながら、NVMe/iWARP および NVMe/TCP の潜在的な使用例に対するデータセンターを、将来も有効に使い続けることができます。 FastLinQ のユニバーサル RDMA 機能を NVMe over TCP の将来的なサポートと組み合わせることで、IT 管理者は NVMe をスケールアウトするための最も幅広い選択肢を得ることができます。
また、本日の発表により、マーベルのエンドツーエンドのイーサネットストレージ、特に最適な分散型高性能フラッシュストレージに対する革新的なイーサネット・バンチ・オブ・フラッシュ(EBOF)アーキテクチャのビジョンを加速させるための継続的な推進力も示されました。 vSphere 7.0 を導入することにより、データセンターのオペレータはマーベルの FastLinQ アダプタを使用して、NVMe-oF イーサネット SSD コンバータコントローラ、SSD コントローラ、Prestera® イーサネットスイッチで構成されるマーベルの EBOF アーキテクチャに電力を供給することができます。 エッジからクラウド型のデータセンターにより、このスケーラブルなアーキテクチャを利用しながら、パフォーマンスの向上および総所有コスト(TCO)の削減を大幅に達成することができます。
Crehan Research Inc. の社長兼創業者である Seamus Crehan 氏は、「データセンターの近代化戦略は、共有インフラストラクチャ、リソースの分散、作業量および SLA に基づいて適切な量のストレージとパフォーマンスを提供するためのストレージの動的プロビジョニングへと移行していきます。」と述べました。また、 「VMware vSphere 向けの NVMe over Fabrics に関する今回の発表により、IT リソースの分散化という課題の大部分は解決し、ビジネスの効率化および投資保護を実現するのに役立ちます。」とも述べました。
マーベルのサーバー接続ビジネスユニット担当副社長兼ゼネラルマネージャーの Vikram Karvat は、「NVMe over Fabric テクノロジーにより、低レイテンシかつスケーラブルで信頼性に優れたさまざまなファブリックが提供されることにより、NVMe フラッシュの価値が明らかになっていきます。」と述べています。 「Vmware の業界をリードする仮想化プラットフォームにマーベルの QLogic FC-NVMe および FastLinQ NVMe/RoCEv2 テクノロジーを導入することで、エンドユーザーはインフラストラクチャのパフォーマンス、信頼性、管理性を損なうことなく、NVMe を導入する際にスケールメリットを活用することができます。」
「Vmware およびマーベルのソリューションは、数年前からデータセンターにおける仮想化およびストレージの革新のあらゆる波に欠かせないものとなっています。」と、VMware のクラウドプラットフォーム製品管理担当ディレクターである Sudhanshu Jain 氏は述べています。 「FastLinQ イーサネットを組み合わせたマーベルの QLogic FC および FastLinQ イーサネットテクノロジーにより、お客様は既存の SAN インフラストラクチャを活用し、FC-NVMe に移行してパフォーマンスおよびコストマトリックスを活用することが可能になります。」
製品の供給について
Marvell FastLinQ 41000/45000 シリーズ NIC、QLogic 269X および 2700シリーズ 16/32G FC HBA は、マーベルおよび世界中のさまざまな大手サーバーおよびストレージシステム OEM および ODM から入手可能です。 お客様は、VMware vSphere 7.0 により NVMe/RoCEv2 および FC-NVMe が実現する最新ソフトウェアを www.marvell.com/support にアクセスしてダウンロードしていただけます。
マーベルについて
マーベル・テクノロジーグループは当初、かつて不可能と思われたデータの転送速度を可能にしてデジタル・ストレージの世界に革新をもたらしました。 マーベルのストレージ、プロセシング、ネットワーキング、セキュリティ、コネクティビティソリューションの中核には、同様の画期的イノベーションが今なお息づいています。 最先端の知的財産とシステムレベルの深い知識により、マーベルの半導体ソリューションは、エンタープライズをはじめ、クラウド、自動車、産業機器、消費者市場を変革し続けています。 マーベルの詳細については、次のサイトを参照してください: http://www.marvell.co.jp/
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マーベルと M のロゴ、QLogic、FastLinQ、Prestera、StorFusion は、マーベルおよび米国内外のマーベルの子会社、またはそのいずれかの登録商標または商標です。 NVMe および NVMe-oF は NVM Express 社の商標です。 Vmware および vSphere は、米国およびその他の管轄区域における VMware, Inc. の登録商標または商標です。 これ以外の名前やブランド名が他社の所有物として権利を主張される場合があります。
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