ARMADA SP
ARMADA SP(ストレージプロセッサ)は、高密度実装、低消費電力、かつ優れた効率性といった強い要望を、ストレージ市場からいただき、そうした要望に対応するよう設計されています。こうした特長を応用して運用と保守を簡略化することで、低い総所有コスト (TCO) でデータを保存できる大容量/高パフォーマンスのシステムが実現できます。マーベルでは独自の統合技術を活用して、複数のアプリケーション、トポロジー、ユースケースに対応できるよう、柔軟性、効率、信頼性に優れた製品としてこの ARMADA SP ストレージ・プロセッサを用意しています。 豊富なハードウェア機能を組み合わせることで、エンタープライズやデータセンター市場向けの効率と密度に優れたストレージ・ソリューションを素早く開発するのに最適なソリューションとなっています。
主な機能と特長
クアッドコア マーベル PJ4C ARMv7-MP CPU @ 1.2GHz
- NEON SIMD
- 高帯域幅、低遅延コヒーレントファブリック
- SMP および AMP のサポート
- 32KB L1 I キャッシュおよび 32KB D キャッシュを統合 (CPU 1 コアあたり)
- 1MB ユニファイド共有 L2 キャッシュ
- 浮動小数ユニット (VFPv3-D16/D32) – IEEE 754 互換
2 チャンネルの DDR コントローラ DDR3/L-1600
- プライマリ DDR コントローラは 32/64 ビット + ECC をサポート
- オプションの DDR コントローラは 32 ビット + ECC をサポート
- UDIMM、RDIMM、および LRDIMM をサポート
- アクセス時の遅延を減らしつつ、使用率を高めるインテリジェントなスケジューリング・アルゴリズム
- 最大 8x DDR コマンドおよび critical-word-first (32 バイトのキャッシュのラインリード)
PCIe 3.0
- 2 本の完全に独立した x8 PCIe 3.0 ポート
- 各 x8 PCIe ポートを 2 つの x4 に分岐させ、独立した EP あるいは RC として構成可能
- SR-IOV (32VF)
- RC および EP モードの MSI/MSI-X
SAS / SATA
- 8 本の SAS/SATA ポート
-
SAS 2.0 互換
- SAS ワイド・ポートをサポート (最大 4 ワイド)
- シリアル SCSI プロトコル (SSP)、SAS 管理 (SMP)、およびシリアル ATA トンネリング・プロトコル (STP)
- T10 保護情報モデル
- 4K 同時 I/O (クアッドポート毎に 2K)
-
SATA 3.0 互換
- ATA および ATAPI コマンドをサポート
- ネイティブ・コマンド・キューイング (NCQ)
- ポート・マルチプライヤ (PMP) をサポート
2 本の 高帯域幅の XOR エンジン
- RAID 5 および RAID 6
- SGL および PRD フォーマット
- CRC32 の生成およびチェック
- CS を最大 3 つ同時生成 (あらゆる組み合わせの P および Q を含む)
MISC IO
- 2 本の SFF-8485 互換の SGPIO ポート
- 3 個の I2C コントローラ
- 2 本の UART ポート
- 8/16 ビットのデバイスのバス
- FE 管理ポート
パッケージ
- 27x27mm 1024 HFC FBGA
- ボールピッチ 0.8mm
統合開発ツール
マーベルは ARMADA SP デバイス用の総合開発プラットフォームを提供しており、開発者が自らのハードウェア完成を待たずにシステム開発を開始できるようにしています。 リファレンス設計プラットフォームには、お客様の製品開発サイクルを加速するソフトウェアドライバおよびボード・サポート・パッケージが含まれています。