サステナビリティ

マーベルコミュニティは積極的にサステナビリティを推進し、イノベーティブな低消費電力技術開発に取り組んでいます。

紛争鉱物

スマートフォンからネットワーク機器やその他無数のデータ通信製品に至るまで、電子機器にはタンタル、スズ、タングステン、金 (3TG) などの様々な金属が含まれています。 これらの金属は世界中の鉱山で採取され、他の様々な業界と同様に、消費者向けや企業向けの電子機器の部品および組み立て工程で広く使用されています。

タンタル、スズ、タングステン、金を得るために使用する鉱物は、10 年に及ぶ内戦が続いているコンゴ民主共和国 (DRC) から来ていることが多いため、3TG の金属は一般的に「紛争鉱物」と呼ばれています。 DRC や周辺の国々では、違法な反政府組織が鉱山や、紛争鉱物の取引・輸送を制圧するなどして、組織による暴力行為を行うための資金作りに利用している例も見られます。

紛争鉱物に関する取り組み

マーベルは「コンフリクト・フリー」なサプライチェーンを支援しており、サプライヤの責務に関する取り組みを顧客、同僚、業界全体の歩調と合わせることで、効果が発揮されると信じています。 マーベルは、コンフリクト・フリーな 3TG の取引が紛争によって利益を得る経済や国のためではなく、サステナブルな経済の発展に寄与できるような形で、DRC および周辺の国々に存在する製錬業者からコンフリクト・フリーな原材料調達を行う重要性を理解しています。

DRC から 3TG をコンフリクト・フリーな形で調達するマーベルの取り組みは、4 つの施策で構成されています:

  • マーベルのサプライチェーンに対して適正評価手続きを実施
  • 多層式のアプローチにより、サプライヤの責務に関して求めることを通知
  • 直接のサプライヤおよびその製錬業者に対し、コンフリクト・フリーな原材料調達を行うように促す
  • 業界の適性評価手続きに対するアプローチに携わり、歩みを合わせる

サプライチェーンの取引前の資産評価を行い、調達過程の全段階を通して説明責任を促し、コンフリクト・フリーなサプライチェーンを支援し、業界の取り組みに寄与することで、マーベルは電子機器のサプライチェーンを通して責任意識の高い原材料調達を行うことをサポートしていきます。

マーベルの紛争鉱物に関する方針はこちら

マーベルの紛争鉱物に関する報告書はこちら

  適性評価手続き

責任意識の高い原材料調達を行う上で複雑な問題になるのが、紛争鉱物の加工・流通過程をたどって採取地の国や鉱山を割り出すことです。 鉱物の追跡は複雑な作業ですが、マーベルはサプライチェーンの下流に位置しているため、直接のサプライヤがサプライチェーンを流れる紛争鉱物の出所を特定、監視、確認するまでに、時間や根気、業界の協力が求められると考えています。

マーベルは、EICC グローバル e サステナビリティ イニシアチブ (GeSI) の紛争鉱物報告テンプレート (CMRT) を活用し、コンフリクト・フリー調達イニシアチブ (CFSI) に参加するなどして業界の慣行と歩調を合わせつつ、サプライチェーンをコントロールする仕組みを確立し、紛争鉱物を直接のサプライヤに提供した加工施設を特定しています。 マーベルは、直接のサプライヤが製品に使用した鉱物の出自を追跡するためにどのような取り組みを行っているのかより良く理解するために調査を行っており、これらの業界組織、マーベルの顧客や内部調査を通じて得たデータと照らし合わせて情報を確認しています。

多層式のアプローチ

マーベルは多層式のアプローチを採用し、調達過程の全段階にいる直接のサプライヤに対し、マーベルがサプライヤの責務に関して求めることやコンフリクト・フリーなサプライチェーンを支援していることを伝えています。

2013 年 1 月に、マーベルの紛争鉱物に関する方針がサプライチェーンを構成する提携企業各社に通知されました。 これは人権侵害や社会の動揺、政治的抑圧、紛争のための資金作りを目的として違法な形で採掘、輸送、あるいは取引された紛争鉱物や、そのような紛争鉱物から派生した金属の使用をマーベルは支援しないということを改めて確認するものです。 マーベルは紛争鉱物に関する方針を参照するサプライヤの行動規範を直接のサプライヤ全社にこれを通知し、規則を守ってコンプライアンス証明書を提出することを求めています。

また、マーベルの製品および製造の仕様書を更新し、サプライヤやその協力業者の管理手続きを通して、サプライヤと製品に対してしっかりと責務を求めています。 サプライヤとの契約を更新する際、マーベルはサプライヤに求める責務を伝え、新たなサプライヤと契約を結ぶ際はベンダー承認プロセスを通じて適性判断を行っています。

コンフリクト・フリーな原材料調達

マーベルは、コンフリクト・フリーに則った製錬業者やコンフリクト・フリー製錬プログラム (CFSP) などのプログラムを支援することで、コンフリクト・フリー な 3TG の原材料調達をサポートしています。 コンフリクト・フリーなサプライチェーンを促進し、顧客のニーズを満たし、製品に使用した紛争鉱物に関する情報公開を公開会社に求める米国の証券取引委員会の現行の規則を遵守するうえで、サプライヤの責務に関する取り組みの重要な要素になるのが、製錬業者のコンプライアンスです。

マーベルはサプライチェーンを構成する提携企業各社に対して責任意識の高い原材料調達を行うように求め、サプライチェーンの下流に位置する企業として、サプライヤに期待することを継続的に伝えていきます。 また、サプライヤの行動規範および方針を遵守することや、紛争鉱物に関連する規則、慣行、加工した紛争鉱物の産出国についての情報を確認することを直接のサプライヤに求めています。

さらに、直接のサプライヤに対して、そのサプライチェーンを構成する提携企業各社、特に製錬業者に、独立した第三者の監査プログラムによるコンフリクト・フリーの表示を取得させるようにお願いしています。 マーベルは CFSP のようなプログラムへの参加や、CFSP が認めた製錬業者からの原材料調達を支援しています。 マーベルは CFSP のようなプログラムが、業界がコンフリクト・フリーであることが検証された製錬業者から 3TG の鉱物を調達できるようにする能力や推進力を持っていると考えています。 コンフリクト・フリーであることが検証されていない製錬業者からサプライヤが原材料調達を行ったことが判明した場合、直接のサプライヤに対して、別の紛争鉱物の提供者を見つけるように求めています。

コンフリクトフリー調達イニシアチブへの貢献

EICC と GeSI は、2008 年にコンフリクトフリー調達イニシアチブ (CFSI) および コンフリクト・フリー製錬プログラム (CFSP) を協力して立ち上げました。 CSFI の主要なプログラムである CFSP は、独立した第三者の監査を通じて、コンフリクト・フリーな鉱物だけを調達する仕組みを持つ製錬業者や精製業者を特定しています。 各社はこの情報を利用して調達先を決定することができます。 この慈善プログラムの目標は、コンフリクト・フリーな鉱物の調達を促進することです。 監査の基準を満たした製錬業者や精製業者の一覧が、CFSI のウェブサイトで一般公開されています。

コンフリクトフリー調達イニシアチブのメンバーであるマーベルは、紛争鉱物にまつわるサプライチェーンの可視性を向上させることでリスク管理をサポートする、コンフリクト・フリーなサプライチェーンに焦点を当てた業界の主要なプログラムである CFSI の活動に参加しています。 マーベルは CFSI の Due Diligence Sub-Team および Smelter Identification Working Group に参加して活動状況を評価し、CFSI のメンバー各社と協力しつつ、紛争鉱物の加工・流通過程をたどる際の課題解決に取り組んでいます。 また、マーベルは評価の高い CFSI の各種リソースおよびコンプライアンス・プログラムを活用しており、これは CFSI により、責任意識の高い原材料調達を行ううえで、あるいは様々な利害関係が絡んでいるコミュニティにおいて重要な役割を果たすうえで、絶好の機会だとみなされています。

詳細はCFSI にてご確認ください